fel. in blog
fel.'s diary
「空気読め」?
しばらく前から日記に書こうと思っていながらいつも忘れてしまう.

2ch 文化なのか,最近「空気読め」という発言をよく見聞きするけど,
果たして「空気を読む」とはナンなのか,
仮にそれが定義できたとして,
「空気読め」と発言してる奴こそ,「空気」は「読」めてるのか,
私はかなり懐疑的です.

要するに自分が「空気」と思ったものを勝手に他人にも強制する,
体のいい独善主義に他ならないことが多いんじゃないか.

もっと言えば,その独善的「空気」が閉鎖集団維持の原動力にも
なるのが私には気持ち悪い.2ch の「空気読め」なんて,
まさにこれでしょう.スレひとつ違ったら,もう意味分からないし.

まあ 2ch に限定して言えば,「空気読め」はあくまで 2ch 内での
遊びであると割り切っている「大人」は構わないのだが,
その便法が世の中全体で通用すると誤解する子供が出るのが
困るなあと思う.

その行き着く先は「空気」を読まない人の強制排除でしょう.
どんな状況下でも,たとえば5人集まって4人が大体同意見なら,
「空気読め」で残りのひとりの意見を簡単に封殺する.

「minority の排除」と言われれば,それは悪いことかも知れないと
思う人は(仮に子供でも)多いと思うけれど,
「空気読むべし」と言われれば,全くその通りだと思ってしまう,
そういう思考回路の人が増えてしまうのではないかと私は不安です.
がんばれ,ハヤブサ
探査機「はやぶさ」、小惑星に着陸できず(cnn.co.jp)

大変興味をもって観察しているこのニュース.

アメリカもEUも探査成功してるだけに,ここで失敗すると
日本の航空宇宙事業はまた相当なダメージを受けます.

本来は,中国・韓国と協力して,アジア地域で探査プロジェクトを
成功させるのが,経済的にも望ましいと思うのですが,
なかなかそうは行きませんね...

どこの国の誰が悪いという議論はさておき,
種々の歴史的経緯の精算に失敗してきたこのアジアの100年は,
後々大きな足かせとなって効いてくるように思われます.
ハウルとマドンナ
そういえばもう発売日でした.

ハウルはそのうち買うでしょう.
(ていうかどうせコンビニで売ってるだろうからそこで買う系)

マドンナは・・・微妙.

ハウルの動く城
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なぜ音楽を買うのかーーーSONY BMG関連
コピープロテクションCDが招く災い
(元麻布春男の週刊PCホットライン, PC Watch)

この話題バッカでありますが,PCライターとして定評のある
元麻布春男氏のコラムがまた面白い.

個人的には DRM 対応のリキッドオーディオに移行せよ,
という意見には大賛成だ.


ちょっと話は逸れてしまうけれど,
CD というメディアが最早陳腐化しているというだけでなく,
あれを1枚買う度に着実に地球から石油が消えていく,
と思うのが私には恐怖だ.

地球上の石油の量に関しては悲観的な予測も楽観的な予測もあるが,
控えめに言っても向こう50年のうちにはピークが来るというのが
世界的に一致した見方だ.
(今現在の石油値上がりがすでにその始まりで,
「すでに『安価な石油』の時代は過ぎた」と言う人もいる.)

まあどう頑張っても石油を避けようがないジャンルもあるけれど,
「音楽」を買うのに石油が必要な理由は私には見つけられない.
自己情報コントロール権
最近,この関係の話にとても興味を持っているので
似た話ばかりですいませんが,またそういう話.

ネット社会の自由と安全(Hotwired)

プライバシーという(今となっては曖昧な)概念の
一部を明確に取り出す概念として「自己情報コントロール権」
が最近クローズアップされています.

いまネット上で「privacy 問題」と言ったら,
大体この「自己情報コントロール権」の侵害問題だと
言って良いかもしれません.

とても参考になるコラムなので,
ネットを日常的に使う方は読んでおくと良いと思います.

続:SONY BMG
有害なコピー防止技術削除で罪を問われる米著作権法の怪(CNET)

当初,SONY BMG 事件は(日本国内では)ITmedia だったか,
そこら辺が集中コラムを組んだ以外,ほとんど注目されていなかったが,
現在ではほとんどの IT 関連サイトがこの問題を扱っている.
(その意味では発端から事の重大性を理解し,
トップニュース扱いにしていた IDmedia (だったか) は偉い)

さて,そんなわけで本日時点ではかなりの報道・エッセイが
読めるようになっているが,その中で感心したのが上のもの.

これは SONY BMG 事件を出発点として,古典的権利の衝突と,
現行アメリカ法の限界を論じたものだ.

私が先の文章で指摘したように,この事件で最も問題なのは,
法学的・社会学的整備が著しく遅れていることだ.
一方で技術だけが進み,消費者,(そして時には上の記事の
指摘するように著作者)は古典的権利の衝突の狭間にいて
身動きが取れなくなる.

私はたまたま最近,社会学者が身近にたくさんいるため,
そちらの観点の視野を大いに広げさせてもらった.
だからというわけではないが,情報産業もそろそろ,
「技術と経済」を超えて,社会の枠組としての在処を
探る時期ではないか,というのが,
本件全体を通じて,私が繰り返し主張したいことのひとつだ.
SONY BMG 事件
大騒ぎになってますが SONY BMG 事件.

Microsoftも「駆除」決定――SONY BMGの「rootkit」対策に乗り出す
(ITmediaニュース)

ひどい話だよな.
technical な部分はよく知らんけど.
とうとうカリフォルニアでは訴訟が起こされたそうです.

この事件が判明した 11/10 前後,
たまたま「ネット社会における privacy 権」について
調べている人と話をする機会があり,
そこで RFID タグの invisibility と,
新しい時代の privacy について議論をしたのだが,
この事件も決して無縁ではない.
実際,privacy intrusion が invisible
であるという意味で,RFID タグと今回の問題は
地続きであると言える.

SONY BMG の問題を標語的に言えば
  "piracy vs. privacy"
ということになるだろうか.
RFID タグ,特にアメリカが導入しようとしている
タグ付き passport においては,
  "(public) security vs. privacy"
の問題である.
このようにネット上ではすでに古典的権利の衝突が
始まっているわけで,これをどう采配したら「正しい」
のか判断するためには,古典的権利概念の
焼き直しが必要になるであろう.

ネット社会は,各国の法整備,あるいは社会通念の
整備が進む前に急速に進んでしまったし,今なお
進み続けている.これは非常に危険なことであり,
ある意味では,日本人が誰もそう意識せずバブルの
まっただ中を突き進んだのと同じ現象のようにも
思われる.

しかし世の中は(すでに information science 自体は
低調であるにもかかわらず)相変わらず IT 真っ盛りだが,
こういう地味な研究(cyber law や right の研究)
をしている人たちは,いくら有用な枠組を提案しても
一銭の儲けにもならないわけで,
そう思うとこの「IT バブル」って一体何なのだろうと
思ってしまう.
社会学的・法学的諸概念が欠落したまま進んだのでは,
いわゆる「IT 産業」も,5年は持っても10年はない,
というのが私の意見である.
(しかし堀江も三木谷も,古典的マスコミや球団に
出資する気はあっても,彼らの地場に社会学的根拠を
与える人たちには些かの金を出す気もないようだ.
と言うより実は彼らは,information science そのもの
にも援助した形跡がない(僕の知る限り)).

まあそれはともかく,
ここまで派手な失敗をやらかした SONY BMG が,
時節柄いかに contents vendors が強いと言え,
このまま看過されるようであっては世も末だ.
訴訟云々とは関係なく,
消費者自身により断罪されなくてはならないと思う.
無駄とは何か
美術館、博物館の統合を「危惧」 文化人らがメッセージ(asahi.com)

国公立美術館・博物館を独立行政法人化し,
整理・統廃合による合理化を進めるという国の方針に対し,
「文化人」らが共同コメントを発表したというニュース.

私もこの意見に同意.

美術館が税金に支えられず,入場料だけで運営されなくては
ならなくなったら,西洋美術館は印象派展ばかりになり,
所蔵品も有名作家のものばかりになるだろう.
そして「有名作品を集めた美術館のひとり勝ち現象」が,
音楽(一時期の安室奈美恵)や小説(ハリー・ポッター)の
ように起こる可能性がある.

無駄を排するのは必要だし,意味のあることである.
しかしそこに於ける「無駄」とは何だろうか.

官僚天降り用の省庁外郭団体が,国から事業を受注し,
中間マージンをとって民間に丸投げする.それは無駄であろう.
1カ所で済むゴミ処理場を,行政区分が違うからという理由で,
各町村ごとにひとつずつ設ける.これも無駄かも知れない.

しかし,客を呼べないからという理由で
(つまり今現在の日本国民の興味を引かないからという理由で)
土器や古代の布を捨ててしまうこと,
民芸の技術を伝承せず消えるに任せてしまうことも,
肯定的な「無駄を排する」ことなのだろうか.

このような文化面ではなく,資本主義の構成要素においてさえ,
市場原理が上手に機能できない危険性があることは,
カリフォルニア大停電で実証されている.
(もっともこの事件は市場原理の欠陥というより,
政治の失敗であるという指摘も多いが.)

世の中の「無駄」のものさしは,資本主義・市場原理だけではない.
何が「無駄」であるかは,ものさしによって変わる.
そのものさしが経済にしか持てない社会があるとしたら,
むしろその社会こそが,人間が生きる場として
「無駄」なのではないだろうか.
円・弱含み基調止まらず
円、117円台前半・金利差拡大観測で売り先行(NIKKEI NET)

最近の最大の関心事のひとつが,円相場であります.

2年前,対ドル 117円,対ユーロ 137円のときに
そこそこの金額を海外に出してしまい,
対ドルレート 102 円まで下がったときは
首を吊りそうになりましたが(誇張)
気がついたら,2年前のレートまで戻ってしまいました.

現時点で元本回復であります.

上の記事にもあるように,しばらくは日米の体力差は大きく,
引き続き対ドル円相場は弱含みの気配ですが,
どこで反発してくるのかの判断を誤ると,
再び元本を割ってしまいます.
それで毎日円相場を睨む日々が続いております.

対ユーロは 141 円まで行きましたが,今日は反発の気配.
こちらも早めに売り抜けないと危険な香りであります.
マウリツィオ・ポリーニ
e+ からメール:
> 衝撃の演奏会「ポリーニ・プロジェクトII」
> 僅少残席を最終放出!
e+ ポリーニプロジェクトII

えっと
 「僅少残席を放出」 っていうか 早い話が

売れ残ってる

んですよね.これ.

S席もA席も取り放題ですよ ( ´ー`)y-~~

アファナシエフも空席目立ったしなー.
いまは大物ピアニストでも,
アルゲリッチぐらいじゃないと満席ならんのかな.

11月3日(祝)だそうなんで,興味ある方はどうぞ.
ポリーニが日本で弾くこともそう多くないだろうから.
いいピアニストですよ.

僕は仕事忙しすぎで全然ムリですけど.
(オペラシティまで行く気起きないという説も)