fel. in blog
fel.'s diary
「メディア」はいつまで続くのか
 Apple が,ネットワークメディアサーバーを発売するそうである.

アップル、HDMI/40GB HDD搭載のメディアプレーヤー「Apple TV」(AV Watch)

 ざっと報道を見た感じでは,iTunes との連携が可能である点を除けば,「LAN 経由でのストリーミング(PC--サーバー間,サーバー--TV間)」「サーバー単体での録画は不可」など,従来から市場にあるメディアサーバーと何ら変わりはない.iPod のときと同様,「ハードウェアとしては epoch-making ではないが,トータルサービスで新たな価値を掘り起こす」作戦と言えそうだ.

 個人的には,早く動画ファイルの著作権管理問題が落着して,入力ソースがどこであろうが家庭内の「ストリーミングサーバー」にストックできるようになることを望みたい.現状では,
  • PC経由でダウンロードした圧縮ファイルをTVに送るだけの製品(上の Apple TV もこれに属する)
  • 放送波をHDDにストックするが,PCでは展開できない製品(いわゆる「HDDレコーダー」)
の2種類に分かれてしまっていて不便である.
ホームページにFLASHは必要なのか
外出先で,持ち運びようの小さなノートPCから,
某大手日本車メーカーのHPを見ようとした.

 「このホームページを見るには,最新の FLASH が必要です.
  【ここ】をクリックしてインストールしてください」


僕は特定の商品の情報を見たいだけなのだが,
そしてどうやら,FLASH をインストールしない限り,
トップページ(の手前)から一歩も進めないらしい.

またか・・・と溜め息をつく.


僕は FLASH 自体,無用に重く,かつ,操作性も悪いことが
多いため,嫌いであるが,
ここで問題にしたいのはFLASH の是非ではない.
企業の重要な窓口であるホームページで,
FLASH (に限らず特殊なプラグイン)を要求することの是非だ.

いまやインターネットは一部のマニアのものだけではない.
そこら辺のおばちゃんでもおじちゃんでも,子供でも見られる.
つまりインターネットは最早,公道と一緒で,
ホームページはその公道に面して置かれた
「企業の受付」に他ならないのだ.

そこで FLASH を要求する --- そして FLASH を導入しない限り,
トップページの一部すら見せない,というやり方は,
現実世界で言えば,「忘れずに免許証を持ってこい.
持ってこなければ問答無用でショールームには入れない,
何の質問にも答えない」
とやっているのと同じようなものである.

ショールームにやってきた客が子供だろうと,車に興味のない冷やかし
だろうと,現実世界では,決してそういう客を「門前払い」したりは
しないだろう.そういった客の中に,潜在的に(場合によっては未来の)
顧客も含まれているし,また現実的な顧客(例:一家のお父さん)に
強い影響力を持ち,結果として販売に繋がることも多いからだ.

「免許証」が必要なら,それが必要な段に至ってから要求すれば良い.
なにもショールームの受付ではじくことはないのである.
同じようにホームページでも,FLASH で見せたい内容は,しかるべき
客に additional に 見せればよいのであって,
FLASH をインストールしない限り,その会社に関する情報は一切
見せないというやり方をとる必要も意義もない.

FLASH を用いた方が効果的に商品イメージをアピールできる
と思うのなら,

・トップページは通常の HTML にしておいて,
 クリックして進んだ先で FLASH コンテンツを展開するか,
・あるいは FLASH 不使用コンテンツを別に用意しておき,
 その上で「さらに多くの情報をご覧いただくには,FLASH の
 インストールをお願いします」とする

のが良いのではないか.事実,後者は多くの企業で採用されている
やり方である.


上のホームページを設計した会社は,
FLASH を極めて高い確率でインストールしている客層
(男性で20代〜30代といったところだろうか)
にのみアピールすれば良いと思ったか,
あるいは,そもそも FLASH をインストールしていない人をほとんど
無視できると思ったのだろう.

しかしそこでわずかな手間を省いた代償は,
大企業になればなるほど,大きいように私には思われる.
大企業になればなるほど,非 FLASH 版コンテンツの用意コストなど
相対的に微々たるものであり,かつ,商品を本来のターゲット以外にも
広く売らなければ成長が期待できないからだ.
そしてそこでサボッていることを顧客に見透かされることの打撃が
相対的に大きくなるからだ.
DoCoMo のケータイがアメリカで使える日は来るのか
ケータイの電池の保ちがいよいよ悪くなってきた.
僕が使っているのは DoCoMo P901i.
古い機種だし,ついでに機種変更してしまいたいが,
このところずっと二の足を踏んでいる.

理由は国際ローミング.
僕は年に4〜5回,海外出張に行く.
その際,ケータイが使えると便利だ.
特に iモードが,予想以上に便利である.

だが,そこで問題になってくるのが,アメリカの存在.
日本や欧州が,いわゆる 3G (第3世代) ネットワークに
移行しているのに対して,アメリカは 2G である GSM を
拡張した 2.5G ネットワークが主流である.

ところが,DoCoMo のトップラインである 900i 系で,
この 2.5G に対応しているのは,数年前に発売された
N900iG しかないのである.
近頃発売された 902iS の一部の機種は「国際ローミング」
を売りにしているが,実はこれは 3G サービスのみの対応
であり,2.5G には対応していない.
つまり,事実上,DoCoMo のケータイは,
(少なくとも最新・最高性能の機種にこだわる限り)
アメリカでは使えないのである.

903i で,2.5G/3G 両対応する機種が出てくれればいいが・・・.
そういうのは,他の機能が削ってあったりして,
結局使う気にならない予感.

どーしたもんか・・・.
悩みどころである.
尊敬できる人
東京に数年越してきて,何がよかったといって,
心底尊敬できる人に出会い,
「こういうことをこそ尊敬すべきなのだ」
とわかったこと.

人が一生において7度生まれ変わるとするなら,
その1度が間違いなくいま訪れたのだと言うこと.

そのことにこそ,感謝したいと思います.


って何を言ってるのか,ほとんどの人に意味不明かもしれませんが,
こういう事柄って,どう語ろうにも,
決して言葉にならないのですよね.

言うなれば,チラシの裏.

でも,このチラシの裏は,僕にとってあまりにも大きいです.
這いずって地図を作れ
情報過多が作り出す「Level1飛空艇」症候群(小寺信良,ITmedia)

この人はとてもいい文章を書くのだが,これもまた読んで納得.

「近年の新社会人は、まだ何も経験しないうちから、情報としてはすべてを把握しているつもりになっている傾向がある」

それをゲームに例え,LV1で飛空挺を乗り回すようなものだと言う.どこにも行けて,何でも見たことがあるが,しかしどこでも地面に下りることはできない.LV1で,実際には何もできないから.

新社会人への批判として舌鋒鋭いが,だいぶ昔に「新社会人」を脱した私も耳が痛い.

何となく知っていることを「ああ,あれね」で済ませることが,最近とても多い.そしてなお悪いことに,年下が増えてきた昨今,それでも周囲が何となく納得してしまうのだ.(少なくともそのフリはする).

結局,本当に役に立つのは,自分で地面を這いずり回り,作成した地図だけである.